金融資産と実物資産の違いとは?メリットとデメリットを徹底解説!

金融資産と実物資産の違いとは?メリットとデメリットを徹底解説!

実物資産と金融資産、違いについて理解 できているだろうか。

どちらも「資産」という言葉がつくから同じではないのか?そう思っている方も多いだろう。

実際、どちらも資産であることになんら変わりはない。

しかし、実物資産および金融資産は、全く 性質が異なるものであり、資産運用を行っていく上で、最低限必要な知識である。

また、金融資産・実物資産、両方のメリット・デメリットについて理解 すれば、自ずと投資への考え方が変わる。

そこで今回は、金融資産・実物資産の違いを それぞれのメリット・デメリットについて詳しく紹介する。

 

実物資産とは?金融資産との違いについて

実物資産とは?金融資産との違いについて

実物資産と金融資産はどちらも「資産」という言葉が付く ことから、どちらも同じものと思っていないだろうか。

実際には、実物資産・金融資産は明確に分けられている。

実物資産と、金融資産との具体的な違いは「実態として存在しているかどうか。」

そして「その『もの』自体に価値があるのかどうか。」によって分けられる。

例えば、土地や建物のように、実態があり、建物や土地自体に価値があるものが実物資産である。

反対に、株や債券のように実態はあっても、会社が倒産すれば無価値になってしまうようなものは、金融資産だ。

そして、実態はないが価値のあるもの、例えばビットコインのようなものも、金融資産に分類される。

どちらも資産であることに違いはないが、実態があるのかないのか、そのもの自体に価値があるのかないかによって違うということだ。

この2つの違いは、資産保有として影響はないように思われがちだが、大きく影響する場合がある。

まずは、実物資産と金融資産について、詳しく掘り下げていく。

 

実物資産とは?

【実物資産とは、ものとしての実態があり、そのもの自体に価値がある資産である。】

つまり、土地や建物などの不動産、車や時計といった動産は、実物資産であると言える。

そして、実物資産の代表例と言えば、金やプラチナなどの貴金属だ。

これら実物資産の最大の特徴は「ものに価値があること」である。

何度も言うようだが、極めて重要である。

もの自体に価値があるということは、会社が倒産しようが、所有者が死亡しようが、なんら影響を受けない。

つまり、非常に安全性の高い資産であると言える。

とくに、金やプラチナのような世界中で取引をされている資産に限れば、日本情勢が悪化しても安心と言えるだろう。

このように、もの自体に価値があるということは、リスク管理を図る上でとても重要である。

 

金融資産との違い

金融資産とは、そのもの自体に価値がないものもしくは、形として実態がないものである。

つまり、や債券、現金などが金融資産に該当する。

金融資産の一番の特徴は、無価値になる可能性があるということ。

例えば、株や公社債は、発行する会社が倒産してしまえば、ただの紙切れになってしまう。

極端な話をすれば、現金も同じである。

日本円で100万円を持っていようが、1,000万円を持っていようが、円の価値が0になってしまえば、なんら意味はない。

つまり、金融資産と実物資産の大きな違いは、その価値の所在地がどこにあるのかということである。

 

金融資産・実物資産それぞれのメリット・デメリット

金融資産・実物資産それぞれのメリット・デメリット

これまで、金融資産と実物資産の違いについて紹介してきた。

先程、紹介した内容だけを見れば、実物資産のほうが、安全性が高いのではないか?

と考える方も多いことだろう。

しかし、実物資産にもリスクやデメリットが存在するし、金融資産にも安全性やメリットが多くある。

ここでは、実物資産と金融資産のメリット・デメリットについて詳しく紹介していく。

 

実物資産のメリット・デメリット

まずは、実物資産のメリット・デメリットについて紹介する。

【メリット】

実物資産で得られるメリットは「資産価値がある」「インフレに強い」「景気変動に強い」の3点である。

それぞれ詳しく見ていこう。

・資産価値がある

先程も紹介したが、実物資産の強みは、そのもの自体に価値があるということだ。

たとえ、日本という国が破綻し、日本円の価値が無くなって しまっても、貴金属や美術品、骨董品のような実物資産を持っていれば、世界中で換金できる。

極端な話ではあるが、非常に安全性の高い資産であると言えるだろう。

・インフレに強い

インフレによって物価の価格が上昇すれば、実物資産の価値も上昇する傾向にある。

また、実物資産は、株式や債券などの金融資産と逆の値動きをする傾向にあるため、分散投資にも向いている。

・景気変動に強い

日本や世界情勢、景気の悪化に伴い、日本の金融資産の価値は目減りする。

しかし、実物資産であればそのもの自体に価値があるため、資産の目減りが少ない。

【デメリット】

実物資産のデメリットは「保有コスト」「流動性が低い」の2点である。

それぞれ詳しく確認していこう。

・保有コストが発生する可能性がある

実物資産は、保有しているだけでコストが発生する可能性がある。

例えば、建物や土地などの不動産は、所有しているだけで税金が発生 し、火災や地震等の自然災害のリスクを伴 う。貴金属は盗難等から守 るための管理コストが発生する。

また、不動産などの実物資産であれば、無価値になる可能性は極めて低くても、価値の目減りも甚だしい。

・流動性が低い

資産運用を行う上で、考慮したいポイントのひとつが「流動性」ではないだろうか。

実物資産は、金融資産と比較しても、流動性がとても低い。

何かしらの理由である程度まとまった資金が必要になった時 、預貯金であれば解約をしたり、銀行でお金をおろしたりできる。

一方で実物資産は、売却が容易ではない。

例えば、建物や土地などの不動産を売却しようとした場合、買い手が見つからなければ売却することが できない。

 

金融資産のメリット・デメリット

次に、金融資産のメリット・デメリットについて見ていこう。

【メリット】

金融資産のメリットは「流動性が高い」「価格変動率の高さ」の2点である。

それぞれ詳しく見ていこう。

・流動性が高い

金融資産は、一般的に流動性の高い商品である。

預貯金にしろ、株式にしろ、債券にしろ、換金したいときにすぐにできるのがメリットだ。

・価格変動率が大きい

株式や債券、為替などの有価証券である ような金融資産は、価格変動が大きく、大きなリターンを得やすいのが特徴である。

もちろん、大きなリターンに期待ができるということは、大きな損失を被る可能性もある。ハイリスクハイリターンということだ。

【デメリット】

金融資産を保有するデメリットは「無価値になる可能性がある」である。

金融資産と言えば、現金、債権、株式などが代表的だ。

しかしどれも、国や会社が倒産してしまえば、無価値になってしまう。

日本という国が破綻してしまう可能性は、今現状では極めて低い。

しかし、日本が破綻してしまう可能性は、0ではない。

株式も同じことが言える。

ベンチャー企業の株を保有していようが、上場企業の株を保有していようが、倒産してしまう可能性は0ではない。

国や会社が倒産してしまえば、国債も公社債 も無価値になってしまう。

可能性としては、極めて低いかもしれないが、可能性は0ではないということだけ覚えておいていただきたい。

 

上手に資産運用を行うためには

上手に資産運用を行うためには

これまで、金融資産や実物資産のメリットやデメリットについて紹介してきた。

どちらもメリットがあり、デメリットがある。

これから、上手に資産運用を行っていくためには、ポートフォリオを組むことが求められる。

つまり、異なる性質の資産を持つということだ。

例えば、持っている資産のすべてが株式などの金融資産だったとする。

もしも、株を保有する会社が倒産してしまえば、あなたも会社と一緒に破綻してしまうということだ。

逆に、実物資産だけを保有していても良くない。

ある日突然、まとまった資金が必要になるかもしれない。

そうなったときに、流動性の低い実物資産だけを保有していれば、対応できなくなってしまう。

つまりは、金融資産も実物資産もバランス良く持ち、リスクの分散が必要であるということだ。

 

まとめ

まとめ

今回は、金融資産と実物資産の違いから、それぞれのメリット・デメリットについて紹介してきた。

金融資産とは、ものとしての実態がない、もしくはもの自体に価値がないものだ。

そして、実物資産は、そのものに価値があるということだった。

それぞれの違いを理解 すれば、きっと資産運用方法も変わってくるのではないだろうか。

どちらか一方に偏った持ち方をするのではなく、どちらもバランス良く持つことが大切である。

今回紹介した内容をもとに、改めて資産運用について考えて頂ければと思う。

富田FP事務所 代表 ファイナンシャルプランナー
2019年度MDRT成績資格会員(8年連続MDRT成績資格会員)
ゴールドマン・サックス証券会社等、複数の金融機関にて勤務し、金融業界のノウハウを学ぶ。2007年 独立して、株式会社フォーチュンフィールド設立。富田FP事務所として、独立系FP、独立系IFAを含め、証券会社、保険会社、保険代理店、にて金融業界の知識を活してプロフェッショナルの事業を行う。

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